日本人は冷たいのかーー出羽守が好きそうな表題「注目すべきは、調査した3つの観点の中でも、「見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」という観点で、日本は125位と世界最下位であることだ」https://t.co/to5005QGkx— Dan Kogai (@dankogai) 2019年10月17日
1位はアメリカで、2位ミヤンマーアメリカって寄付がよく集るよなああ、とか、キリスト教の伝統なのか、ボランティアでよくやるよな、と思うことはあるが、しかし、他方、アメリカは戦争好きだし、ミャンマーはロヒンギャを虐殺しているし・・・記者の論理でいうと、アメリカ人は見知らぬ人に残虐なのか、とか、ミャンマー人は見知らぬ人たちに残酷なのか、という表題になるのか?
Homeless denied social housing for being too poor, study says This article is more than 4 weeks old Research shows landlords ‘screen out’ homeless applicants deemed financial risk
イギリスの話だが、ホームレスは賃貸申し込んでも大家に断られるケースが多い、と。
日本だと行政が家賃保障している場合があるよね。
ちなみに、今日、横断歩道の途中でふらついてホームレスのような人がいたので、「大丈夫ですか?」と声をかけた。おっちゃんは声をかけられてちょっと驚いていたが「ああ、大丈夫!」と小さな声で答えていた。レジ袋を持っていた。その袋になんか入っているようだったが、その袋そのものが少し破けていた。それは、おっちゃんがホームレスであることを暴露するようなものであったが、私の視線を避けるように、おっちゃんはそれを隠した。私は、「じゃあ、お先に失礼しまーす」といって立ち去った。
別に助けたわけではない。
ただ、日本人の感覚だと、仮に、道で見知らぬ人が倒れたり、何かあったら、警官なり、役人なりを呼ぶんじゃないかね?
見知らぬ人の手助けについては公共の役割という意識が働くんじゃないかね?
今回の台東区が非難されたのは、その公共の役所が、ホームレスを拒絶してしまったからだろうね。
実際、今回、台東区で起きたようなホームレス差別はアメリカでも起きた。2017年9月、ハリケーン・イルマがフロリダ州を襲った時、ホームレスであるという理由からホームレスの人々を受け入れない避難所が現れたり、また、受け入れても、ホームレスの人々に黄色いリストバンドを巻いて差別し、隔離した避難所も現れたりして問題となった。
また、ホームレスの人々を受け入れても、彼らにブランケットや食べ物や薬やシャワーなどを与えなかった避難所もある。ホームレスがその理由を市の職員にきくと「税金を払っていないからだ」と言われたという。
Yellow wristbands, segregation for Florida homeless in Irma By JASON DEAREN and KELLI KENNEDY September 30, 2017
ホームレス差別が起きる地域がある一方、行政が作った「ホームレス避難シェルタープラン」の下、ハリケーンが襲撃する前に、無料バスを出してホームレスの人々をピックアップし、避難所に連れ行った地域もある。
日本でも同じだよね?
台東区 避難所受け入れ拒否されたホームレスは・・・ - TBS News i
今回、大雨特別警報が出された墨田区や豊島区などでは、区民かどうかは問わず避難者を受け入れていたほか、世田谷区はホームレスに対して事前に避難の呼びかけまで行っていました。
結局、そもそもわけのわからない人助け指数と、今回のホームレス拒否事件を結ぶつけようということ自体に無理がある。
先日、ホームレスの女性が唄を歌って、有名になって、寄付が集まってコンサートを開く、というニュースがあった。人助けの国アメリカらしい美談であるが、しかし、こうした美談は不要な社会が望ましい、というのが私見。
公共の社会保障がしっかりしていれば、怪我して商売道具なくしたくらいで、ホームレスになることはないだろうからである。
0 件のコメント:
コメントを投稿