有料会員限定記事 新型コロナウイルス
2020年5月16日
自分たちは「権力者にだまされた被害者だ」という立ち位置がいつしか「我々は正しい」という自己弁護を生み、やがて「その正しさを揺るがす者は許さない」という攻撃へ向かった。
そして、ヒステリックなまでに、他者を糾弾することの根源として「正しさ」を振りかざす発言が続いた。
正しさをふりかざさなかったらどうする?
言葉の使い方の問題だけど、self-righteous と righteousは異なる。正義感と正義は異なる
病んだ正義感はあるが、正義は病まない。
検察が「巨悪を眠らせない」正義を実現することもあるが、正義実現の熱意が暴走を生むこともある。「巨悪」もまた、ショッカー集団のように悪一色というわけでもなかったりする。検察の政治的「独立」は守らなければならないが、一方で検察の「独善」は防がなければならない。この2つはどちらも大事。
— Shoko Egawa (@amneris84) May 19, 2020
独善的で病んだ正義感で結果として正義が実現できない場合がある。その場合にはやはり、正義によって正されねばならない。
正しいと信じたことを言い、正義感に基づいて行動することは大切だが、つねに他者からの批判に耳を傾け、あるいは自己反省、自己批判していなければ、独善に陥り正義は実現しないどころが、不正な結果を招来してしまうことある、ということだろう。
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