2020年4月18日土曜日

安倍首相、小池都知事は、イタリアの医療崩壊から学んでいない



 具体的には、救急隊が現場で新型コロナの感染か否かを判断できないため、感染疑い患者の搬送先が見つからず、病院をたらい回しになる事態が発生しています。結果として、私が勤める地域の中核病院や、大きな病院の救命センターに重症者だけでなく軽症者までが集中し、過大な負担がかかっています。首都圏の新型コロナ対応病院は既に厳しい状況だと聞いています。

本来は病院ごとの役割分担を明確にして、一部の病院に負荷がかかり過ぎないようにすべきなのですが、準備不足のために一部の病院に患者さんが集中し、いわゆる医療崩壊が起きかねない状態になっているのです。

イタリアやスペイン、ニューヨーク州で医療崩壊が起きたことが連日ニュースになっていますが、これらの地域では医療技術が劣っていたとは全く思っていません。ベルギーの医師たちに聞いてもそういう認識はありません。

医療従事者や防護具が不足し、一部の病院に新型コロナ患者が集中したために、医療崩壊が起こってしまったのです。日本の準備不足を見ると、イタリアなどの事例から学んでいないと感じざるを得ません。


日本は、という大きな主語にしないで、ここは責任を明確にしたほうがいいだろうね。



ちなみに、ベルギーは最悪

最悪の状況で得た知見も貴重。

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