2020年12月8日火曜日

戦時期、色がだんだんだんだんなくなっちゃって

 

色がだんだんだんだんなくなっちゃって。絵もこう伸び伸びした絵じゃなくて戦争、軍国少女、なんかもんぺはいた女の子でほっぺたが真っ赤っかで、ちょっとこう勇ましい絵ばっかりで、不満、すごい不満というか、美しさを感じなかったんですよね。でも、そういうものしかなかったからそんなもんだと思っていたら、本当にあるときその中原淳一さんのその昔の絵を見せて下さったの。上級生の、お友達のお姉さんですか、大事にとっていらっしゃって、それを見たときに、なんてこんなきれいなものがあったのかっていうのと、それと、いわゆる軍国少女の絵からは感じられない思いっていうか、憂いというか人間の感情ですね、そういうものがすごくずずずんと感じたんですよね。
中原淳一

 「少女らしさ」「女の子っぽさ」というのは、社会の風潮が変わっても消えないもんななんだね。
 それは、社会から影響は受けるけれど、純粋な社会的構築物でもないわけだね。





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