リリー「私達みたいな生活ってさ、普通の人とは違うのよね。それもいいほうに違うんじゃなくて、なんてのかな、あってもなくてもどうでもいいみたいな、つまりアブクみたいなもんだね」寅さん「うん、アブクだよ。それも上等なアブクじゃねぇや。風呂の中でこいた屁じゃねぇけども、背中の方に回ってパチンだ。」リリー「面白いね お兄さん」
そんな二人が恋して別れる・・・・そこらへんが切なくて素敵なんだなああ。
前にも書いたかもしれんけど、日本では「のび太」とか「寅さん」とかどうしようもない人間がヒーローとして温かい眼差しを向けられて国民に好かれている。
無力で無能なあってもなくてもどうでもいいようなアンポンタンが国民的ヒーローで長いことをやっているってすばらしいことじゃないか。
日本人論や文化評論する人たちはそこらへんもっと注目していいんじゃないか、と思うよ。
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