海に流す以外に、どうしても手だてがない、人体に影響は出ないと言うのなら、厳重な監視と情報公開の体制を整え、正確なデータをわかりやすく示し、漁業者や消費者、沿岸住民などの不信と不安を“除去”してからだ。
朝日
政府や東電は、納得が得られるまで対話を尽くすとともに、放出する場合は客観的で信頼できる放射性物質のモニタリング体制を整えるべきだ。何よりも、不都合なことが起きた時、制度上は公表が義務となっていなくても、積極的に情報公開する必要がある。怠れば不信が深まり、風評被害も拡大する。
海洋放出では、設備の故障や予期せぬ汚染物質の流出があってはならない。異常を直ちに把握できる監視態勢と、情報を即座に発信する透明性が不可欠だ。処理水でつまずけば廃炉作業全体が滞る
読売
政府はトリチウムの性質や放出手順を丁寧に説明し、消費者の不安を取り除くことが重要だ。海産物の販売促進や販路拡大などの支援策も検討すべきだろう。
産経
関係閣僚会議で海洋放出が決まった場合でもトリチウムを海水で薄める希釈設備などの諸準備に1年以上は要するだろう。
その間を利用して政府と漁業関係者の間で風評被害防止の綿密な対策を練ってもらいたい。
毎日
政府は決定に際し、風評被害対策を充実させると表明した。だが最も重要なのは、風評そのものを生まないことだ。海洋放出以外の代替策の検討が尽くされたのか、疑問視する声もある。
処理水、海洋水の監視、情報公開、説明責任の体制整備、(東京、朝日、日経)また、海産物の販売促進支援体制(読売)だね。
てか、こんなこと随分前からできただろう?なにやってんだ、と問いたい。
朝日
A 日本に限らず、海外でも原発1施設あたり、年間数兆~数十兆ベクレルを排水している。タンクの水に含まれるトリチウムの総量は約900兆ベクレルで、海水で薄(うす)めて何十年もかけて流すことになりそうだ。ア 危なくない?A 国の放出基準は1リットルあたり6万ベクレル。この水を70歳(さい)になるまで毎日約2リットル飲み続けても、被曝(ひばく)は国際的に許容されているレベルにおさまるという。福島第一では、基準の40分の1まで薄めるそうだ。
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