不在説の波紋 比類なき生涯も実像は謎多く 2021.4.6
聖徳太子は架空の人物で、没後約100年の後に書かれた日本書紀(720年)において創造された-と大山さんは考える。 「そのころ日本は律令国家として歩み始めたばかりで、役人は礼儀に欠け規律も定まらなかった。仏教や儒教、道教に通じ、中国の皇帝に比するような天皇像を示して、天皇制が国家秩序の頂点にあることを示す必要があった。そんな象徴となるような聖人を作り出さねばならなかったのです」(大山さん)
イエス・キリストなんかも実在しなかったという説と、実在したが彼にまつわる話は嘘が多い、という説があるよね。
李 舜臣なんかは存在したんだろうけど、たぶんかなり美化されている。
ある集団の手本となり、権威となり、誇りの根拠となるような伝説の英雄というか、そうした英雄伝説ってのはその集団の存続にとってかなり重要なことなのかもしれないね。
ビンラディンがそうした英雄にならないようにアメリカはかなり警戒したわけだね。
生きた”英雄”より死んだ”英雄”のほうがよほど影響力が強いんだろうね。
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