貿易摩擦、根底に国内の格差拡大 北京大学教授、マイケル・ペティス氏:朝日新聞デジタル https://t.co/DvXdCOv2Q7
— mozu (@mozumozumozu) September 19, 2020
中国が貿易黒字になるのは、賃金の伸びが低く抑えられてきたためです。重要なのは、中国からの輸入は米国の賃金水準への引き下げ圧力となって、米国の労働者も苦しめているということです」
――米中の労働者層がどちらも「敗者」なら、「勝者」は誰でしょう。
「中国では、低賃金という労働者の犠牲と引き換えに経済全体としては増えた『貯蓄』が、国家統制下の銀行を通じて企業への融資などになり、生産や輸出を支えてきたのです。利益を得るのは大企業や金融界です。
米国でも、グローバル化で大きな利益を得たのは大企業と金融界です」
「ともに労働者層や中間層が負け、金融界や金融資産を持つ富裕層が勝つ。問題の本質は、それぞれの国内での格差と、それが引き起こす対立構造なのに、国家間の『貿易戦争』として認識されているのです」
なるほど。
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