大好きなシリーズなので衝動買い。ボーヴォワールも好きなのでさらに衝動買い。一般化可能性と個別なエピソードが(おそらく)意図的に混在しているが、そのへんの脱線はまあいいか、と思って読むと面白い。特に前半は秀逸。
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) September 11, 2021
『ボーヴォワール『老い』 2021年7月』|感想 https://t.co/WieRK4aqXf
面白そうだなと思ってキンドルでさっき読んでみた。
ゴヤ 死ぬまで
生殖につながらない性は否定されました。それが子ども、老人、障害者の性です、
と。そこで、
「キリスト教では前戯は推奨されません」
そうかあ、生殖と関係ない快楽の追求はキリスト教的にはタブーなわけだねーーーけしからんねええ。
「老い」に関しては
サクセスフル・エイジング(成功加齢)という概念があります。このアメリカ生まれの概念は、「死の直前まで壮年期を引き延ばす思想のこと」だと、老年学者の秋山弘子は定義しました。もっとベタに翻訳しましょう、「老年期を否認する」
という見方がある一方で、
お丈夫ですね。わたしたちより有能ですね」などと言ってはいけません。これはあなた方の思い上がりであるばかりか、その人が年より若く見えることにあなた方が感心していることを示します。それは、年を感じさせるようなことをすれば彼女をけなすようになるのです。 (B・マクドナルド&C・リッチ『私の目を見て』)
年をとれば誰でも衰えて弱くなり、動きも鈍くなって、周囲に面倒をかけることもあるでしょう。それがどうした、その何が悪い?
という見方もある、と。
Instead of feeling ashamed of her physical weakness, Macdonald decided to fight against ageism.[6]
After four years of lobbying to get the topic included at a Women's Studies conference,[12] Macdonald gave a pivotal speech at a national conference in 1985, emphasizing ageism as an important feminist issue and speaking about old women being denied humanity and reduced to stereotypes.Barbara MacDonald > Quotes
老いても固定観念の打破、はいいし、精神も肉体も衰弱してもそれはそれなりにいいが、しかし、それでも世の中に美しさを認めて楽しんで生きていけるかだね・・・・自分なりの愉しみや価値を見つけて生きて死にたいものだね。
ちなみに上野さんは安楽死反対派のようだ。
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