「能力」でも、ポテンシャルとアビリティとレジリエンスは別の概念です。これらを「潜在能力」「適応能力」「耐久力」てな感じで一見わかりやすく漢語化してみたところで、誤解の余地が広がるだけだったりします。元の文章にもよりますが、カタカナはカタカナのかまの方が良い場合が多い気がします。 https://t.co/TW8hy9GcFw
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) March 24, 2020
そもそも「レジリエンス」を能力と訳しちゃまずいだろう?
ポテンシャルとアビリティは「能力」という訳語があうことがあるが、
ability
the physical or mental power or skill needed to do something:
potential
someone's or something's ability to develop, achieve, or succeed:
Ability vs Potential - What's the difference?
Ability, Skill and Potential
アビティーってのは能力、ポテンシャルは潜在能力でいいんじゃないの? 能力(アビリティー)は技能(skill)と潜在能力(potential)を包括する概念
エレベーターと昇降機、おれはどっちでもいいんだけど、「サッカー」とか「シュート」とかの場合、たしかに、日本語にしてしまうとかえっておかしい場合もあろう。ただ、カタカナ使ってほんま原語わかっているのかよ、という場合も多いよなあ。
最近でいえば、オーバーシュート
「オーバーシュート = explosive surge」和風アレンジされた英単語| 新型コロナウイルスにまつわる英単語
「感染爆発」といってくれたほうがよかったわけで、Overshootの元の意味で意味をつかもうとしたらなんのことだかわけわからなくなる。
「オフサイド」を「待ち伏せ捕球」なんて訳したらえらいことになる。だいたいサッカーのオフサイドとラグビーのオフサイドはまるで違うし。そもそも日本語の中に存在しない概念は外国語のまま勉強して記憶した方が良いに決まっている。変に漢字を当てはめてわかった気になるのは最悪です。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) March 24, 2020
「オフサイド」はカタカナでも英語でも、さっぱりわからないのだが・・・選手でも議論のあるところだといわれるくらいーーーそれは、日本に概念がないからじゃなくて、ルールが面倒くさいからだろう。英語圏の人間でもオフサイドを理解していない人はおおい。
そんなにカタカナにしたかったら、全部英語で言ってくれたほうがかえってわかるわ、と思うこともある。
おれの友達のカタカナ星人は、その意味を説明してもらおうとするとほとんどわかっていないぞ。
むかし、インテリが「アンガジェする」とか「アウフヘーベンする」とかかっこつけて言っていたが、いまはほとんどつかってないよなあ。一種のファッションみたいなもんなんでしょうね。
ああ、そういえば、アメリカの先生が言ってたわ、日本人はなんで、あんなに「カテゴリー」って言葉使いたがるんだ、って。グループって言えばいいところを英語で非常に特殊な文脈、特殊な意味で使う言葉を使うから違和感があったんだろうね。
カタカナ使っている人たちは、原語にない概念を間違って使っている場合も多いんだよ。あるいは、原語のニュアンスを掴まないまま使っている場合も多い。
できれば、一般人がわかるような簡単な日本語で説明を加えながらも自分の言いたいことを表現していくべきだと、私は思うな。
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