2020年1月19日日曜日

平気で嘘を信じる人たち

【社説】 日米安保改定60年 「盾と矛」関係の変質
現行の安保条約は戦争放棄と戦力不保持の憲法九条の制約が前提だ。自衛隊は「盾」として専守防衛に徹し、「矛」としての米軍が打撃力を受け持つ関係である。  日本は米軍への施設提供義務、米国は日本防衛義務をそれぞれ負う。非対称ではあるが、ともに義務を負う「双務条約」である。
まず、これが嘘。アメリカは矛になるわけがない。
 長く「盾」だった自衛隊は条約改定から六十年を経て、米英同盟のようにともに戦う「軍隊」へと変質し、米国の紛争に巻き込まれる危険性は確実に高まっている。
米軍の戦争に巻き込まれたくなかったら、防衛のためには、日本が盾も矛もやらなくてはいけない現実を受け止め、自主防衛力を強化してつつ、憲法に「個別自衛はマル、集団自衛はペケ、 国連による集団安全保障への参加はマル」と明記すべき。


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