「してもらいたくないことはするな」と「してもらいことをしてあげろ」という格律

buveryさんがリツイート

あとまぁ、今のところは「濃厚接触で感染」が有力っぽいので、普通のマスク（サージカルマスク）は「しないよりは、しといた方がいいんじゃない？」寄り。もちろん「完全な予防効果」はないにしても、リスク低下はするだろうし、なにより「万一発症したら」拡散防止にマスクはしてもらいたいところ。

— Y Tambe (@y_tambe) January 24, 2020

BBC News - Can wearing masks stop the spread of viruses? https://t.co/iBUAyS7tiN

— mozu (@mozumozumozu) January 23, 2020

　さっきの記事でもあったけど、マスクしても感染しないという効果がとくにあるわけではないんだが、感染させない、感染拡大防止の効果はあるわけだね。

　誰だったか忘れたが、昔読んだ文芸評論家のエッセイで、キリスト教圏とか西洋では、「してもらいたいことしてあげなさい」（①）という格律が通用し、儒教圏とか東洋では、「してもらいたくないことはするんじゃない」（②）という格律が通用している、みたいなかんじの文章を読んだことがある。
　東洋対西洋とか、キリスト教対儒教とか二項対立的な発想はちょっと時代遅れだけど、①と②が違うんだ、というのは面白いなと思った。

　自分が感染するのは嫌だから、他人様に感染させちゃいけない、だから、マスクをつけよう、というのは、②。

　自分が感染したら助けてもらいから、寄付するなり、援助に行くなりするのが、①


あんまり大雑把なことはいいたくないんだけど、日本は①がつよくて、②が弱い、アメリカなんかは、②がつよくて①が弱い、みたいな印象はあるねーーーなんとなくだけどね。

ちなみに、たしか、ノチックだったと思うが①の道徳律について、だったら、マゾヒストはどうなるのか？ーーー自分がいじめられたいからいじめるのか？みたいなことを言ってた・・・・面白いな、と思って覚えている。








P.S. ちなみに、アジア人がマスクをする人が多いのは、自分に感染しないように、と思っている人がいない、というわけではない。 顔を隠すとかファッションの要素もあるし、自分に対する感染の予防効果を信じている人も多かろう。