2022年2月25日金曜日

映画「さがす」観てきた。

町山智浩 Retweeted 町山さんが推してたから・・・というより面白そうだから観にいった。


わたしはビビリーでコロナに随分警戒した。新宿にしようか、池袋にしようか・・・池袋はビルが古そうだけど、換気には注意している、とある。こっちのほうが空いてそうだしなああ・・・と池袋に決定。行ってみたら、200席近くある劇場で数えたら15-6人。念の為最後列で隣や前がいない席を指定して、最後列から数えてみたのである。イソジンもって帰りにはうがいもしたし、まず大丈夫だろう。

 で、映画はというと・・・悪いとはいわないが・・・ちょっと期待はずれで、いまいちかなああ。
 主役のお父さんと娘さんの演技はよかった。
 テーマは座間の連続殺人犯を扱っており、死にたい、と言っている人を殺してどこが悪い?・・・とちょっと重たいテーマもからんでくる。

そこまではいいんだが・・・

 例えば、時々入る無意味な遠景カット。

 あと信憑性 Believability ・・・フィクションでも信憑性ってのがあるでしょ・・・コメディものなら、「なことあるわけない」という設定も許されるが虚構のお話でも信憑性がないと読者、鑑賞者はひく。例えば、中学生が連続殺人犯追いかけるのっておかしいでしょ、とか。そういったのがいくつかあった。

 娘さんが首つったお母さん(?)を幻視する場面なんかよかったんだが、お父さんがハンマー持って殺す場面は・・・羊たちの沈黙のレクターを彷彿とさせたが、改善の余地はあった。レコードをかけるのはお父さんにやらせて、お父さんがそっちの世界に入っていった象徴となるような音楽を選んでもよかった
 犯人は殺害に性的衝動を覚えたが、お父さんはなんだったのか?
謎にしておけば深い作品っぽく見える、という・・・・わけでもない。

パラッとみた素人の印象で悪いが・・・・要するに、おれとしてはプロの映画評論家にしっかりとして映画批評をしてもらいたいわけよ。

 いい面も悪い面も批評しないと日本映画はだめになる。

テーマとか社会の底辺の人たちに向ける視線というのは面白いものがあるので、今後も頑張ってもらいたい、と思う。
 


 

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