2021年10月26日火曜日

制度から落ちこぼれる困窮者たち。



「つらい役を任せてごめんね」…困窮の果て、生活保護を知らない長男は母の最後の願いに応えた
2021/10/25

 失業保険や生活保護などの制度を知らず、誰かに相談することもなかった尾崎被告。公判では「自分一人で抱え込み、他人に頼ることができなかった」と後悔を語った。

 県弁護士会の貧困問題・多重債務対策本部の安田庄一郎弁護士によると、コロナ禍で失業や貧困に関する相談が増えているといい、「生活保護制度をより知ってもらい、支援窓口を活用してほしい」としている。

 おれの友人なんかみていると、 家族もおかしくなったり、親兄弟も貧しく・・・・だれも助けてくれない。

 社会に関する知識というか、理解力がないだけでなく、他人と会話するスキルもない。 自分の状況をうまく話すこともできず、また、支援の申請するといったごく簡単なこともできないーすべて準備を整えて、こう言えばいい、というところまで持っていってもそれができないのである。

 後見人や保佐人をつけるといっても金がかかるし、本人にとって必要なことをやってくれるとも限らない。

 弁護士も行政も口ではうまいことをいうが責任逃れだけで、事件でもおきない限り助けてはくれない。

 いまの行政の制度では落ちこぼれている経済的、精神的困窮者というのはかなりいるんだろうな、と思う

 それまでどうしてたか、というと、それまでは金と家があって、自宅で自営していた。

 冤罪になった看護助士さんがいる。軽度の知的障害と発達障害があったといわれる。60まで数えられないのによく看護助士ができるな、と思うが、そこそこできていたのだろう。周囲にはちょっとトロイとか、変わっている、とか言われている人たち、男でいえば落語の与太郎みたいな人のなかには、いまでいえば、知的障害、発達障害があるのにそこそこの環境があれば、そこそこの生活をしていけているひとたちがいるに違いない。性格がよければ、それで人に好かれたりしているはずだ。

 しかし、看護助士さんのように事件に巻き込まれたりあるいは、友人のように、借金が返せなくなって家を追い出されたら・・・・そもそもの軽度の知的障害と発達障害に適応障害が重なったような感じなんだろうなああ・・・・・暴れるわけでもなし、暴言をはくわけでもないから・・・・友人の場合は、行政からは、放っておかれる・・・しかし、ある程度の環境のなかにいればやっていけたとしても、いままで置かれたことのない世界に置かれて、起きていることを的確に理解するスキルも苦境から逃れるために何をしたらいいか目的ー手段の連鎖をたどって計画するスキルも、また、これをやればいいと言われても、自分の意思を伝達したり、他人とうまくやりとりするスキルもない・・・ホームレスなんかになっちゃう人たちにはそんな感じの人が多いんだろうなああ、とも思う。


「なんで助けてくれないの」母親は笑顔を失った 取り崩した子供貯金


例えば自家用車。生活保護制度は原則、車の保有を厳しく制限する運用が続く。女性の住む地域は、日中2~3時間に1本しかバスが走らない。山あいで傾斜地。車は電気やガス、水道と同じ生活インフラだ。


 女性は以前、生活保護の利用条件について行政に問い合わせた。すると「車は手放して」と言われたという。

 制度があってもこれだもんなあ。

 おれの友人なんかも地方の山奥の奥さんの小さな実家に夫婦で引きこもってゴミ屋敷にして生活しているようだが、車がないと生活出来ない・・・ 奥さんの傷病手当が尽きたら・・・あとどうなることやら・・・


 セーフティーネットが脆弱で転落するとやばい社会だよなああ。

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