2021年10月3日日曜日

書評

 

kazukazu88 Retweeted

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飯山陽著 『イスラム教の論理』

松 山 洋 平*


どっちが正しいかわからんが、おもしろい。


⑩ 著者は「同性愛はイスラム法においては死刑と規定されています」(168頁)とだけ書くが,説明が大きく不足している。死刑となるのはスンナ派の定説とシーア派(十二イマーム派)の通説によれば,男性と男性による,性器の挿入を含む性交渉のみである。性器の挿入を含まない行為も禁止されるが死刑にはならない。女性同士の姦通には,スンナ派ではタアズィール刑が科せられる(Abū Ẓahra 2006, 181)。シーア派では,女性同士の姦通について「既婚者も未婚者も鞭打ちのハッド刑」との説と,「既婚者は死刑・未婚者は鞭打ち」との説があるが,前者が有力である(al-Ḥillī 2004, vol. 2, 405)

タアズィール刑とはなんやねん?

「ハッド刑」〔※コーランやハディースで量刑が指定されている、量刑を変更することのできない身体刑。

※タアズィール刑は罪人の懲戒を目的に、裁判官の裁量によって決めることのできる刑のこと

へえええ。 

いずれによせ、イスラム圏では同性愛者は大変な苦難にあうんだねええ。

 




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