アベノミクス総括 経済成長しても生活は豊かにならなかった真の理由 “いま”が分かるビジネス塾 2020年09月17日
つまり、モノの売れ方は変わっていないものの、円安によって日本円ベースの数字が増えたというのが現実である。
企業の業績拡大のもう1つのカラクリは減税である。安倍政権は法人税の減税を繰り返しており、基本税率は30%から20%台前半まで10%近くも下がった。この間、大企業(資本金10億円以上)の売上高は約1割増えたが、税引き後の当期利益は何と3倍にも拡大している。
当然のことながら、当期利益が増えたのは、減税という税金からの補填でゲタを履かせてもらった結果であり、企業側は本当の意味で業績が拡大したとは考えていない。結果として従業員の昇給は見送られてきたというのが現実である
ものがたくさん売れて成長すれば、賃上げあってしかるべきだが、ものが以前より売れるようになったわけではなく、円安と減税で成績がよくなったようい見えた、というだけか。
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