2020年7月29日水曜日

Are Riots Justifiable?

緊急避難

やむを得ずにした行為(補充の原則)
「やむを得ず」は正当防衛について定めた刑法36条と文言は同じであるが、緊急避難を定めた刑法37条の「やむを得ず」の場合には他にとるべき方法がなかった場合でなければならない(補充の原則)[10][9]。正当防衛が違法行為に対する反撃行為であるのに対し、緊急避難は危難とは無関係な第三者への危難の転嫁を内容とするため要件が厳格になっている[11]。

法益権衡保持の原則
緊急避難の場合には、避難行為によって生じた害が避けようとした害の程度を超えないことを要する(法益権衡の原則、法益権衡保持の原則)[11][12]。法益の比較は実際には容易でなく、法秩序全体の精神に基づき具体的な場合について客観的かつ合理的に判断するほかないとされる[13]。





Necessity: there is no other way of defending oneself against the unjust attack;
Proportionality: the harm inflicted on others must be outweighed by the harm averted by stopping the unjust attack; and
Success: the actions that inflict the harm must be part of a strategy that has a reasonable chance of stopping the unjust attack.

要するに、暴動は、、緊急避難の要件である、補充性、法益権衡と成功の見込みがあるかどうかなわけですね。

It is therefore at least arguable that conventional democratic channels have failed, and that the necessity condition has been met.
私は、現状のアメリカなら民主主義的方法はいまだに可能だから、暴動は正当化できない、と評価しているわけですが、通常の民主主義的やり方では無理だ、という議論も成立しうる、と評価していますね。

もっとも、暴動により死傷者もかなりでているのであって、侵害された損害と警察権力によって侵害された損害で釣り合いがとれておらず、また、成功の見込みがない、と。

有色人種に対する差別、警察による暴力は改善すべきではありますが、しかし、いずれにせよ、あの暴動はまずい。

日本から見ていると、自粛政策に耐えきれない人たちの憂さ晴らしじゃないか、とも思えてくる。





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