Shoko Egawa Retweeted
町山さんの評論では聞けない映画評論だなああ、これは。『MINAMATA』。自堕落な生活で惜しい才能を朽ち果てさせかけていたジョニー・デップが、社会公益性の高い仕事に取り組み人助けをして花道に戻る映画。ジョニー・デップ氏を朽ちさせるのは惜しいスタアと思う人は大勢いようけれど、「実話に基づく映画」としては「実」を切り捨てすぎではないか
— 鷲谷花 (@HWAshitani) September 27, 2021
『MINAMATA』の、「孤立した僻地を悪いボスが支配して民を苦しめていたところ、アメリカ人のヒーローが助けに参上」ナラティブは、『荒野の七人』系の定番で、心地良さはあるとしても、チッソ工場付属病院の秘密の実験室から、白衣で変装してネコ実験資料を持ち出すあたり、心地良さに流れすぎだろう
なーんだ、やっぱ白人救済主系物語かあ? だとすれば、予想通り。
こうした批判的な視点ーーそれも映画評論ではしばしば指摘される視点ーーーが出せなかったのは痛い!
「映画って本当にすばらしいですねえ」系の評論から早く脱皮してほしい。
大事な場面のいくつかが、事実ではない創作と聞いて、かなり落胆した。スミスが暴力を受けた場所を変えるとか、地元の何人かの人を1人に集約するとかなら、演出の範囲だと思っていたが…。こんなに優れた写真家の、こんなに優れた仕事を描くのに、虚構の話を交える必要があるのだろうか……。
— Shoko Egawa (@amneris84) September 30, 2021
そんな大事な場面が創作ですか…。かなりガッカリですね。学生に勧めるのはやめます。 https://t.co/Yb0WiDKxZg
— Shoko Egawa (@amneris84) September 30, 2021
今も苦しんでいる人たちがいることを改めて考えさせられる一方、公害病の名称に、地名をつけるというのはどうなのかな、とも思う。
— Shoko Egawa (@amneris84) September 30, 2021
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