2021年3月24日水曜日

誇り高き韓国や北朝鮮が中国のいいなりの属国にはなるまい。

 

【2 2】米中対立から距離を置く韓国、のめり込む日本 https://www.newsweekjapan.jp/kankimura/2021/03/22.php

Newsweek Japan/ニューズウィーク日本版さんの投稿 2021年3月21日日曜日


 「大国から自立した韓国」へ

それは中長期的に韓国にとって、米中双方の影響を極小化し、自らの自立性を高める事でもある。そして何よりもその様な「大国から自立した韓国」の実現は、文在寅をはじめとする韓国の進歩派が長年目指してきたものでもある。80年代に北朝鮮の「主体思想」から影響を受け、反米運動に従事した彼らは、「左派」である以前に「民族主義者」であり、その究極の目的を民族の自立に置いている。だからこそ、彼等にとっては仮にアメリカの影響圏を離脱する事に成功しても、その見返りに中国に従属する事となっては元も子もない。比ゆ的に言うなら彼らが目指しているのは、アメリカとの協力関係を維持しつつも、中国との決定的な対立をも巧みに回避し、何よりも自立的で独自な立場を維持する「小さなインド」とでも言うべき国際的ポジションなのである。

 韓国の願望はそのとおりだろうが、国際社会はそれほど甘くない。アメリカはなかなか韓国を離さないだろうが、アメリカの懐にいても、懐から離れても、韓国は巨大なクジラに挟まれたエビであり続ける。

「小さなインド」にはなれまい。というより、インドは人口と国土があれだけあって、なおかつ軍事力、技術力があってあの地理にあるから”自主、独自”でありえるのであって、韓国は、地理、人口、国土からして、無理。

”自立的な独自な立場をとる北朝鮮”風半島ならありえる。

 しかし、いずれにせよ、「中国に従属することになっては元も子もない」ということであって、韓国にせよ、北朝鮮にせよ、中国のいいなりの属国になることはあるまい、というのがおれの読み。

 おれとすれば、韓国が、アメリカから独立して、なおかつ、中国膨張主義の防波堤になってもらいところである。




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