2021年11月4日木曜日

人情としてはなかなか難しい問題


不法残留は入管法違反になり、刑事処分としての罰則は3年以下の懲役もしくは禁錮刑または300万円以下の罰金、行政処分として退去強制(強制送還や国外退去処分)が行われる。
日本から外国人を退去強制(強制送還)する場合、費用の負担は原則として以下のうち誰が負担するのでしょうか。ー  日本政府

 

 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは禁錮若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はその懲役若しくは禁錮及び罰金を併科す
五 在留期間の更新又は変更を受けないで在留期間(第二十条第六項(第二十一条第四項において準用する場合を含む。)の規定により本邦に在留することができる期間を含む。)を経過して本邦に残留する者

4 前項の場合において、退去強制令書の発付を受けた者が、自らの負担により、自ら本邦を退去しようとするときは、入国者収容所長又は主任審査官は、その者の申請に基づき、これを許可することができる。この場合においては、退去強制令書の記載及び次条の規定にかかわらず、当該申請に基づき、その者の送還先を定めることができる。

自己負担は例外 

 人権という人間としての権利、最低限の生きる権利は国籍に関わらず誰にでも保障されているーーだからこそ収容中の外国人だって病気になれば日本国政府が面倒をみる義務がある。
 しかし、不法在留者については、母国へ帰って、その最低限の生きる権利を保障してもらえ、ということになる。

 理屈としては難民申請中なんだから、日本国が保障しろ、というんだろうけど、難民じゃないと認定されたら帰るのがスジだし、帰すのがスジ。

 ただ、なんか複雑な事情があるんだろうな、などと考えると、人情としてはなかなか難しい問題だね。 

・・・・強制退去処分しない以上、日本政府が面倒をみろ、ということになるか?

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