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刑事コロンボ第一話殺人の処方箋 "Prescription: Murder" 主犯が共犯の女性に電話をかけさせるときにハンカチを使わせる。電話した後うっかりハンカチを電話機の上にわすれて部屋を出ていってしまう。 その場面がゆっくりとアップになる。ミステリアスな音楽な流れる。『批評の教室』にも書いたんですが、チェーホフが劇作家だったことを考えないと「チェーホフの銃」概念は使いにくいと思います。舞台はクロースアップが使えないし、予算も場所も限りがあるから、観客の注意を誘導する方法としてチェーホフの銃みたいなことをしないといけないんですよね。 https://t.co/uo0tVVH6X1
— saebou (@Cristoforou) November 8, 2021
視聴者は、「チェーホフの銃」という言葉を知らなくても、「おっ!これは後でなんかあるな」と思う・・・・ところが、数秒後主犯がハンカチをつかむ手がアップになる。主犯がハンカチをとりに部屋に戻ってきたのだ。
ハンカチは結局、事件になんの関係もなく進行する。
それでもちょっとした緊張を誘う場面ではある。
作品でも、だらだら描写するのはいかにきれいでも退屈ーー視聴者に頭を使わせてちょっとハラハラさせるほうがエンターテインメントとしては優れているね。
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