怒りは、どうやら文明人にとっての恥辱であるらしいのだが、ほんの少し前まで、ごく自然な人間の感情のひとつであると見なされていた。[2019年12月13日掲載]@tako_ashi #小田嶋隆 #日経ビジネス https://t.co/9319X1WpCW
— 日経ビジネス (@nikkeibusiness) June 25, 2020
Anger is an emotion characterized by antagonism toward someone or something you feel has deliberately done you wrong.
怒りとは、自分に不正をはたらいた誰かやなにか対する敵対意識によって特徴づけられる感情
自分になされた不正を感知して発動する感情で役にたつこともある。いや、必要なこともある。権力を振りかざして不正を働くものに対しては大いなる怒りをもつべきである。
しかし、妊婦を蹴飛ばした若者のように、自分が感知した”不正”が本当は、不正でなかったり、「キモイ」と不当に馬鹿にされたと思って、激昂してしまったり、あるいは、実にくだらない不正に対して過剰に反応してしまうこともある。
怒りを感じるのは、これはしょうがない。プッと思わず笑ってしまうように、カッと思わず怒りを覚えてしまう。
しかし、怒鳴っちゃいけないんだなああ。怒った表情するところまではいいのかもしれないが、怒鳴っちゃいけない。怒鳴るのは過剰な反応なんだなああ。
寅さんも実にくだらないことで怒り、周りはほとほと疲れる。
自分は暴力に対する衝動というのはないんだが、たまに怒鳴る衝動があって・・・あって、というよりことの成り行きで衝動を感じる前に怒鳴ってしまって後でめちゃくちゃ後悔することがあるのである。怒鳴らず、冷静に言い返すとか、そのときはいったん静かにひきさがるとか・・・もう少しうまい反応ができただろうにとずーーーと後悔するのである。ああ、なんであんなことで、怒鳴ってしまったのだろうか、子供の癇癪と同じじゃないか、ああ、なんてことを、と。
寅さん風に言うと、その後、長らく、「ただ、後悔と反省の日々を過ご」し、もう二度と怒鳴るまい、と心に誓うのだが・・・また、やってしまうのである。
「うる星やつら」のお雪のように、冷たい反応をしたいのだが駄目ーーアンガーマネージメントもへったくれもないのである。
人は怒りを感じるし、怒ることが必要なことあるが、怒鳴ってはいけない。権力者の不正に対しても怒りを感じながらも冷静に対処すべき。仮に初動の怒りが正当でも、暴力をふるったらいけないように、怒鳴ってしまっては・・・・周りはひくし、その後の議論もギクシャクしてうまくいかなくなるだけ・・・
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