2021年2月26日金曜日

日本で「韓国人」として差別されているというアイデンティティー

 朝鮮戦争でほぼすべてを失った両親は漁船で日本に密入国し、柳氏は日本で生まれた。幼いころに両親は離婚した。柳氏の最終学歴は中卒だという。高卒以上でないためアルバイトもままならなかった。日本社会の底辺で育ち学歴もほぼなかったゆえに、目を向けられない人たち、社会の底辺にいる人たちの声に耳を傾けたいと語る。


 朝鮮戦争のときの密入国でも在留資格はもらえるんだね。 

柳美里

出典: フリー百科事典

 ウィキみると、韓国人としてのアイデンティティーというのはたぶんほぼ皆無で、日本で「韓国人」として差別されているというアイデンティティーというのか、それが皮膚に焼印された刻印の傷のようになって、その人となり、アイデンィティーの重要な一部になってしまっているような感じかな。

 こういう人はわりといるんじゃないかね。

 モーリーくんとか町山くんとか・・・・なにか主張するとき、その主張とは関係ない親の出自など問題にする人たちがでてくる。ずっとやられて、うんざり、むかつき、怒り、あきらめが混じったような感情をもっているのは想像に難くない。

mar‧gin‧al‧ize 

to make a person or a group of people unimportant and powerless in an unfair way

という語が思い浮かぶ。 

ある社会でのけものにされ、不当に蔑視された人々が芸術に活路を見出すのは自然な成り行きなのかもしれないね。芸術の視点て、多数者の視点からはみ出したところからの視点だからね。柳さんにせよ、モーリーくんにせよ、町山くんにせよ、芸術に関係して成功している。

 ちなみに、韓国紙が取り上げるのは、日本加害者、韓国人被害者という韓国の反日ナショナリズムの図式にあうように見えるからであろう。

 在日いじめもクソだけど、韓国反日ナショもクソである。




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