2021年3月18日木曜日

別姓で戸籍も変わる?

 

欧米諸国の家族制度と身分登録制度(15) 


 アメリカの身分登録制度はイギリスと同じく、出生、婚姻、死亡ごとに別々な登録簿が作成されている。したがって、日本のように出生から死亡までの身分変動を一覧できるという夫婦・親子の親族関係を単位とした身分登録簿というものは編成されていない。すなわち、アメリカ(イギリス・フランスでも同じ)では、出生、死亡、婚姻、離婚などの事実登録制度を採用しており、日本のような関係登録制度ではない。




アメリカの制度は、

〈1〉イギリスと同じく、出生、婚姻、死亡ごとに別々な登録簿が作成されるので、家族関係・相続関係の追跡機能(家系をたどる系譜的機能)、家族秩序の組織・形成機能が欠如している、

〈2〉家族関係の公示機能・適法性機能も事件ごとの編綴登録システムが貫かれており人的編成でないため、重婚や近親婚の発生を防止できない、

〈3〉人口の移動・流動性が顕著であり、州ごとに登録手続が異なることもあって各種証明書の偽造が横行する、

 という欠陥を抱えている

日本の戸籍は便利な制度ではあるが、 


 戸籍に関する全般的な説明

戸籍は夫婦ごとにつくられる

戸籍は夫婦ごとに編製されています。夫婦一組と父母と氏を同じくする子(養子含む))がひとつの戸籍に記載されています

別姓が認められるようになると、戸籍の編製もかわってくるのかもしれないね。 

ちなみに、多くの日本人が良し、とすれば、別姓も新しい戸籍制度も改正されるわけで、アメリカは関係ない。


 

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