2021年3月16日火曜日

「外人」「外国人「外車」「外国車」"British people"" Brits"" the Japanese""Japs"

 


バカチョンカメラは言いがかりだと思うな。そういう意味では「外人」も同様。

ただ、これ意図だけじゃなくて、意図プラス発話の文脈プラス地域とその歴史 を考慮を入れるべきだろうと思うんだな。

 バカチョンというのは、馬鹿でも半人前でもという意味で使っているわけで、なおかつ、朝鮮人を含意する文脈で使っていない。いいがかりだね。

 「外人」も同じで、「外人」は「外国人」と同じで日本人でない人たちをよく言うときも悪くいうときもつかう。「外国車」「外車」と同じ。あるいは、"the people of Great Britain"を"Brits"というのと同じ。

 アメリカで”Jap”って言ったら、しかし、これは蔑称なんだな。これはアメリカという地域で日本人を差別的に扱う時にJap と呼称していた歴史があるから。

 かりにそうした歴史を知らないでアメリカで使ったら、意図について非難はされないが、しかし、今度からは使わないように気をつけるべき、となる話。

 以前フィリピン人の女性がJap ってネット上で使ってたんだな。で、まるで悪気がない。イギリス人を”Brits ”と言っているようなかんじ。フィリピン人がフィリピンで歴史的に日本人を差別的に扱ったという歴史もない。これは許される用法だと思うんだな、私は。

すると、

アメリカでの”Jap"の用法

フィリピンでの”Jap"の用法

があることになるが、禁止されるアメリカの習慣をフィリピンに押し付ける、というのは横暴だと思うんだな、わたしは。

 地域相対主義が成立すると思うんだな。

 例えば、おれは、「東シナ海」「支那そば」はよくて「シナ人」は駄目だと思う。前の2つは差別的な意味で使われていないが、「シナ人」はいまでは右翼が差別的な文脈でしか使わないから。しかし、例えば、「シナ」という言葉自体を禁止にしなきゃ駄目だ!と言ったする。 すると

  日本で”China"の用法

  アメリカでの”China"の用法

があることになる。

このとき、日本でシナ=Chinaが駄目だからアメリカ、いや英語圏全部で駄目ということになるが、それはおかしいだろう?

最初の「アイヌ」の話に戻ると、作成者は馬鹿にする意図はまったくなく、思いもよらなかったと思う。しかし、そうした歴史があり、苦い経験をしたひとがいまだに存在するとなると、これかはら気をつけます、ということで・・・手打ちじゃないかな。

ただ、歴史的に断絶してしまえば、許される、ということもあり得る。

英語で

ghetto

In slang today, some people use ghetto to mean "excellent." Others use it to mean its exact opposite: "inferior." The history of this word, dealing with long-running anti-Semitism in Europe and later racism in the US, will have you think twice about using ghetto. 

Fuzzy-wuzzy 

Fuzzy-wuzzy was a racist term for Black people (as from Africa, Australia, or Papua New Guinea), stereotyped for their hair texture. The term was used by British soldiers in the 1800s. The offensive term then made its way into a nursery rhyme and a Rudyard Kipling poem.


Today, fuzzy-wuzzy is used as cutesy talk, and meant innocently as a kind of a baby-talk reduplication.

のように、もともと差別用語だったが、いまではそうでない場合もある。 


 





 

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