2021年11月8日月曜日

日本でもキャンセルカルチャー?

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余命三年時事日記

余命三年時事日記は2017年6月ごろから弁護士名を掲載して懲戒請求を呼びかけた。


オープンレター 女性差別的な文化を脱するために

以上により、私たちは、研究・教育・言論・メディアにかかわる者として、同じ営みにかかわるすべての人に向け、中傷や差別的言動を生み出す文化から距離を取ることを呼びかけます

そうではなく、被差別カテゴリーに属する人びとを貶め気軽に個人を中傷することを可能にしている文化こそ、むしろ言論の自由を脅かし、ひいてはマイノリティの生を脅かしているということに注意を促したいのです。

中傷や差別的言動を生み出す文化を拒絶し批判することで、誰もが参加できる自由な言論空間を作っていきましょう。


余命ブログってほうは懲戒処分をあからさまに呼びかけているが、オープンレターのほうは懲戒請求を呼びかけているとまではいえない、というのがおれの解釈。

「距離を取る」ということで実際に何ができるかは、人によって異なってよいと考えます。中傷や差別的言動を「遊び」としておこなうことに参加しない、というのはそのミニマムです。そうした発言を見かけたら「傍観者にならない」というのは少し積極的な選択になるでしょう。中傷や差別を楽しむ者と同じ場では仕事をしない、というさらに積極的な選択もありうるかもしれません。

 「陰口を言わない、陰口するひとがいたら注意する、陰口をいう人との仕事はボイコットする」というのがこの文章の一つの解釈。

 懲戒処分を求めているとまではいえまい。

 キャンセルカルチャーには賛否があるが、権力をもたない人たちが抗議する手段としては有効。しかし、

 At the heart of many complaints about cancel culture is the idea that there are few ways to make amends once cancel culture says you have done something wrong.

加害者に埋め合わせの機会を与えない、また、

the canceler's punitive actions appear disproportionate to the magnitude of the transgression.

不正に対して制裁が過大になりすぎ、釣り合っていない、場合があるなどの指摘がある。

准教授の地位確認求め提訴 不適切発言で処分の呉座氏

10/29(金) 20:13配信

 ツイッター上の不適切な発言を理由に准教授としての採用を取り消されたのは不当だとして、国際日本文化研究センター(日文研、京都市)の助教だった呉座勇一氏が、日文研側に対し准教授としての地位確認を求める訴訟を京都地裁に起こしたことが29日、分かった。
北村紗衣様への謝罪文.pdf

今回の事件でも、呉座氏が謝罪しているが、それを肯定的にせよ否定的にせよ真摯にうけとめて回答したかどうか、また、日文研の処分が重すぎるのではないか、という疑問は残る・・・・なああ。






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