15,000 People Attend Youth Rally in Oakland, CA https://t.co/fo3AJGlkCy
— Democracy Now! (@democracynow) June 2, 2020
ワシントンDCはファルージャになるの? https://t.co/nen9Ez6gOd
— モーリー・ロバートソン (@gjmorley) June 4, 2020
市民やジャーナリストを弾圧する警察、軍隊・・・アメリカ
岸信介は60年安保で国会をデモ隊に囲まれた時、自衛隊に治安出動を命じた。でも、自衛隊側は「国民に銃口は向けられない」と命令を拒否したんですよね。岸信介って誰かのおじいさんですよね。 https://t.co/J3KFLs1Bzr
— 町山智浩 (@TomoMachi) June 4, 2020
「女子学生の死」に衝撃を受けたのは、一般市民ばかりではありませんでした。
機動隊の警備も破るデモ隊の勢いと、女子学生の死への同情から一段と盛り上がる安保反対闘争に、政府は浮き足立ちます。
総理の岸は、自衛隊の治安出動を検討します。治安出動とは、外敵と戦うための出動ではなく、国内の治安を維持するための出動のことです。
自衛隊内部では、前年から治安出動の訓練が行われていました。もし出動する場合、特車(戦車のこと)も使うことになっていました。1月からは、東京の市ヶ谷駐屯地に1個大隊の治安部隊が待機していました。
6月中旬には、練馬駐屯地など首都圏で2万人の自衛隊員が出動準備を済ませていたのです。
岸は、赤城宗徳防衛庁長官に対し、自衛隊の出動を促しました。もちろん総理大臣には出動命令を出す権限がありますが、このときは、命令を下すのではなく、防衛庁長官の意向を確認しながら、自衛隊の出動を求めるというものでした。
しかし赤城は、これを拒否しました。ふだん武器を持って外敵と戦う訓練をしている自衛隊員をデモ隊の取締りに動員して、もし武器を使うことになれば、死者が出る。自衛隊が同胞を殺したということになり、国民世論は一気に自衛隊に冷たくなる。一方で、武器を持たずに出動しても何の役にも立たず、デモ隊に翻弄されるようなことになれば、それはそれで「自衛隊は何をしている」という批判が高まる。
赤城は、こう考えたのです。
結局、岸は自衛隊の出動をあきらめます。もし実際に自衛隊が出動していたら……。歴史に「もし」はありませんが、流血の大惨事になっていたか、内乱が起きていたか。想像するだけで恐ろしいことです。
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