2019年11月2日土曜日

KKO-I just hope my death makes more sense than my life.

大ヒット映画『ジョーカー』に見る「キモくて金のないおっさん」問題

KKO、というネットスラングがある。「キモくて、金のない、おっさん」の略だ。どぎつい単語だが、確かに彼らは存在する

いろんな言葉があるんだねえ。
I just hope my death makes more cents than my life.”
自分が生きているより死んほうが金になる、そう願いたいものだぜ、というジョーカーのくだらないジョークだが、それは、
  I just hope my death makes more sense than my life.
生きているより、死んだら意味があるってほうがいい、とーーおれは、生きていても意味がねえんだよ、おれが死んだら意味があるなら、そっちのほうがましだよ、という絶望感に満ちた言明が前提になっている。

 そこから、無敵の人への道は案外近いだろうね。。


ジョーカーの場合、

虐待→精神病 + いじめ + 貧困/経済格差 →ジョーカー

みたいな因果関係が物語に含意されていた。
ジョーカーが悪のヒーローになれたのは、自分より強い人間をぶっ殺したからだ。マジョリティへ立ち向かう人物には、信者が生まれる。

このマジョリティーの用法はちょっとおかしいな。
映画で敵対されていたのは、金持ちとか有名人かな。


”kill the rich” (金持ちを殺せ)という標語まで作られていた。

majority というのは、

 the largest part of a group of people or things

最大多数派のことで、金持ちが人口の最大多数いるわけではない。





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