大ヒット映画『ジョーカー』に見る「キモくて金のないおっさん」問題
KKO、というネットスラングがある。「キモくて、金のない、おっさん」の略だ。どぎつい単語だが、確かに彼らは存在する
いろんな言葉があるんだねえ。
I just hope my death makes more cents than my life.”自分が生きているより死んほうが金になる、そう願いたいものだぜ、というジョーカーのくだらないジョークだが、それは、
I just hope my death makes more sense than my life.
生きているより、死んだら意味があるってほうがいい、とーーおれは、生きていても意味がねえんだよ、おれが死んだら意味があるなら、そっちのほうがましだよ、という絶望感に満ちた言明が前提になっている。
そこから、無敵の人への道は案外近いだろうね。。
ジョーカーの場合、
虐待→精神病 + いじめ + 貧困/経済格差 →ジョーカー
みたいな因果関係が物語に含意されていた。
ジョーカーが悪のヒーローになれたのは、自分より強い人間をぶっ殺したからだ。マジョリティへ立ち向かう人物には、信者が生まれる。
このマジョリティーの用法はちょっとおかしいな。
映画で敵対されていたのは、金持ちとか有名人かな。
”kill the rich” (金持ちを殺せ)という標語まで作られていた。“Kill the rich” even the Joker wants the bourgeois out of the way pic.twitter.com/K463cRGHUj— Abbie, queen of scots (@margotrobbve) 2018年9月22日
majority というのは、
the largest part of a group of people or things
最大多数派のことで、金持ちが人口の最大多数いるわけではない。
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