2020年6月13日土曜日

差別的映画をどうすべきか?




 「巧妙に人種・性的な差別を織り込んでいる」という中には、現実にあった人種・性差別、人種・性差別的傾向を無視、過小評価したり、有色人、性的マイノリティーが野蛮、愚鈍に、白人・男性は救済者として描写されたり、有色人・女性は単純、薄っぺらな描写になったり、有色人・女性は物語の最後まで生きていなかったり、というふうに様々なありかたで存在する。



アカデミー賞の作品賞(歴代の受賞作・ノミネート)でみると、例えば、

グリーンブック


チャーチル

アメリカン・スナイパー

それでも夜は明ける

リンカーン

などがすぐ思いつく。

Gone with the Wind and beyond: 9 films that were trailed by racist controversy
As ‘Gone with the Wind’ disappears from a US streaming platform following decades of controversy, Adam White selects nine movies trailed by similar criticism


SHAME ON HOLLYWOOD: These Are The Most Racist Films Of All Time
Keertana Sastry Jun 1, 2012,


日本人に馴染み深いものとすれば、ラスト・サムライとティファニーで朝食を、なんか有名だ。

 コロンブス像や「風とともに去りぬ」の差別的な問題性は昔から指摘されていた。いまちょっとそれが激化している。

 日本映画でも、こういう意味での差別的映画はたくさんあるわけで、ラストサムライやティファニーで朝食をなどで我が事として考えながら考えて行くべきだろう、と思う。

 差別的なシーンを削除したり、作品を禁止すればいいのか、それとも、それ以外にもっとうまいやり方があるのではないか・・・・いろいろな案が出して議論していくのがいいと思う。



 






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