2022年3月19日土曜日

「攻められないためにどうする」「攻められたらどうする」両方大事

 

「攻められたらどうする」ではなく、「攻められないためにどうする」という視点がとても大切です。「攻められたらどうする」というのは、軍事的な緊張を高める危険な発想です。
「攻められないためにどうする」「攻められたらどうする」両方大事で、片方だけのほうが危険
 ロシアは核兵器の使用を示唆しました。私は、核兵器の使用を示唆する国にたいしては、こちらも核兵器を使う覚悟がないと、「核抑止力」は働かないと感じました。しかし、それは許されないことです。ロシアの核の脅しではっきりしたことは、核兵器禁止条約こそが有効で、必要だということです。
核兵器の使用や全面戦争を抑止するには核武装が有効。「許されない」と頭ごなしに決めつけてしまうことで国の安全を脅かすことになる。
仮想敵をつくるのではなく、みんなで対話をしようという外交を展開しています。どこかの国を排除せず、包摂によって平和を創造するASEANのやり方は、「恐怖を振りまく」のではなく「安心を供与」するものです。軍事的抑止ではなく、対話によって未然に戦争を防ぐ考え方です。
対話は重要。しかし、対話だけでは足りない。平和は力による裏付けがないともろい。力の濫用を抑止しながら平和を維持する努力をすべき。

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