2022年4月25日月曜日

侵略にいたる経緯とその後

 

なんかいろいろ混乱しているように思うが・・・

 ミアシャイマー

There is no question that Vladimir Putin started the war and is responsible for how it is being waged. But why he did so is another matter.

 戦争を始めたことについて、また、現在に戦争遂行態様についてはプーチンに責任がある。

もっとも、戦争を始めた動機・理由については別→NATO東方拡大



リアリスト
What these three points suggest to me is that, at most, NATO expansion exacerbated an already tense situation. 

But it didn't CAUSE the situation to be tense or carry the potential for conflict.

What does this all mean?  It means that if there is any faulting NATO, it is in not expanding NATO *fast enough* and *far enough*.  Once the Baltics were in, bringing in Ukraine needed to follow.

 

In sum, Offensive Realism, as described by Mearsheimer in his "Tragedy of Great Power Politics", explains well Russia's behavior over the past century, including today: like all great powers, it seeks to dominate its region. That is ultimately the cause of the current war.

 NATO東方拡大は侵略の唯一の原因とはいえないが、ロシアとNATOとの緊張関係を極度に高めて、プーチンが地域で優勢に立とうという意思と相まって侵攻が起きた。

ウクライナがもっと早くNATOに入っていれば、侵攻はなかった。

オリバー・ストーン

Putin has allowed himself to be baited and fallen into the trap set by the U.S. 

アメリカが罠を仕掛けて、プーチンは食いついて開戦した。

 罠をしかけたのはアメリカだが、だからといってプーチンのやっていることは正当化できない。
(罠を仕掛けた、とミアシャイマーが同意するかどうかはわからないが・・・)

1) NATOが東方拡大していなければ、あるいは、NATOにウクライナをもっと早く入れいれば、ロシアによる侵略はたぶんなかった。つまり、

2)その経緯において、ロシアの侵略を防止する手立てはあった。

3)経緯はどうであれ、侵略し、狼藉を働いていることについてはロシアが悪い。


・・・なんていうか・・・生い立ちはどうであれ犯罪を犯したことは犯罪者の責任。もっとも生い立ちを鑑みれば情状酌量の余地はある・・・というのにもちょっと似ているし、顔面近くで「なめてんじゃねえよ」と因縁つけられて、その瞬間相手をボコボコにして殺しちゃったみたいな・・・のにもほんのちょっと似ている・・・・要するに、犯罪犯した奴が悪い。しかし、その経緯において周囲にまったく非がなかったとはいえない。



 

 

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