2022年4月8日金曜日

文明の攻防

宗教が戦争に利用されるのはめずらしいことではない。 キリスト教でもイスラム教でも神道でも聖戦として戦争を合理化してきた。 

 ウクライナ人ロシア人一体論というのかウクライナ人⊆ロシア人みたいのも、 

  日鮮同祖論
日朝両民族はその祖先を同じくし、兄弟あるいは本家と分家に擬せられる間柄であり、本来一体となるべきであるという主張。日本の韓国併合、朝鮮統治が歴史的に合法なものであると説明するために喧伝(けんでん)された
侵略の口実としてはよく使われるわけだね。 

 ただ、注意したいのは、この手の一体論があっても、それだけでは、たんに密接な関係がある、というだけで、侵攻の動機にはならない。 
だから仲良くしましょうね、だから、似た習慣がいっぱいあるんだ・・・云々でとどまる。

 むしろ、他に侵攻の動機がある場合に、侵攻の口実、合理化として使われるわけだね。

  Ukrainization From Wikipedia
Ukrainization is often cited[by whom?] as a response to and as a means of addressing the consequences of previous assimilationist policies, such as Polonization and Russification of Ukraine, aimed at suppressing or even eradicating the Ukrainian language and culture from most spheres of public life, the policy of Russification in the times of the Russian Empire, such as the Ems Ukaz, and in the Soviet Union.


今回、露による侵攻の口実としてロシア語の禁止があげられていたが、この地域では、ロシア化、ポーランド化、ウクライナ化 と、それこそ、文明の衝突というのか、攻防がつねに繰り広げられていたわけだね。



 

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