おれ、ちょうど、ここんところずっと比喩についての本を読んでいる。 比喩に関する俺の知識というのはずいぶん前に読んだ、John Seal のExpression and meaning のなかの比喩に関する記事でとまっていた。 読み返したらやっぱよかった・・・というかいまでも十分役に立つ。比喩は分からないものを分かるもので説明する(でも同じではない)。例えば、
— buvery (@buvery) June 7, 2022
怒り=火事 という関連を立てると、
八つ当たり=延焼
小さな怒り=ぼや
怒りが収まる=鎮火
というように、怒りの説明が火事で説明でき、火事の関連の構造で怒りの関連が説明できる。
比喩についていろんな本を読んでいると Metaphors we live by という本がよく引用されているので読んでみたが、これも名著だった。日本語にも訳されているようだが、英語学習者にとっても、言語学者にとっても哲学者にとっても面白い本ではないか、と思う。
アマゾンで比喩で探していたら、英語の本でThe figurative languageがあった。広く比喩についてあつかっていて・・・まあまあよかった。
そもそも比喩についてなんで読もうかと思ったかというと音楽論の本を読んでいて、音楽は表現であり、情感の表現であるが、情緒そのものではなく情動の比喩の表現だ、という説があって、だったら、比喩ってなによ、と疑問に思ったのだ。
で、その関連で、
など参考になったがそちらで引用されていた本の
Multimodal Metaphorの16章が比喩と音楽を扱っていてそのものズバリがあった。2つ記事があるんだけど、いま1つ目を読み終わって、これから2つ目に目を通すつもり。
この本は漫画なんかによる比喩表現も紹介されていておもしろい。
比喩関連でパラパラ読んでたものでは、
これなんかもおもしろい。
とにかく、比喩論はおもしろいね。
われわれが相互作用する世界の大部分は比喩で構成されているし、比喩によって感情や行動が喚起されるわけだね。
最近ニュースより読書のほうが面白い・・・それはしょうがないね。ツイッターランドも楽しいけど・・・調べ物するにはやっぱ本だなあ・・・・そのとき英語が読めると特定の分野で参考になる資料が爆発的に増える・・・・・これはありがたいね。
学校とかも大事だけどさ、本も出版して10年か15年くらいしたら全部電子書籍化して無料ですべて国民に提供してもらいたいよ。そしたら、文系でも理系でも国民の教養はかなりあがると思うけどね。
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