2022年11月13日日曜日

岸田首相「進展がなければ会談はしない」との立場だったんじゃないのけ?

 

消費減税の訴え「間違いだった」 立憲・枝野氏、公約見直しに言及 朝日新聞社 2022/11/13 

立憲はだめだろうな。 映画的にしっかりしているのはBack to the future だろうな。
会談と懇談では日韓両国の国旗を掲げないなど形式上の違いがある。日本政府として「元徴用工問題で進展がなければ会談はしない」との立場をとってきた。
「ば韓国」などと言うほうがおバカだと思うが、わたしは、良くないと思う。
 最重要課題は中国だが、韓国は中国に対して曖昧な態度しかとるまい。台湾問題で韓国は関わらない。また、北朝鮮問題で、韓国と関わって日本に得するものはない。韓国と信用関係は到底築けていない。韓国と組んで因縁つけられてまた、謝罪と補償を求められるのがオチ。
 小さな譲歩をして、大きな譲歩まで迫られる・・・いつもの繰り返しやないけ? 
  これはあったら便利だね。
こういう風にテロリストに感情移入して、殺人を正当化するマスコミが「第二の山上」を生み出すのだ。
別に感情移入もしていなければ、正当化もしていない。
殺人は絶対悪であり、山上にもオウムにも大義を与えてはならない
統一教会の悪の告発は、山上の殺人がなくてもすべきもの。

山上の暗殺があったからやめろ、というほうがおかしい。

 

バタイユの資本主義について 

バタイユ入門 酒井健 p104 
 「消費の概念」
この論文でのバタイュの主張を要約すると以下のごとくになる。 人間の生の真の目的が非生産的な消費(例えば奢侈、葬儀、戦争、祭典、豪奢な大建造物、 遊戯、見世物、芸術、生殖目的からそれた性行為)にあるのにもがかわらず、近代の西欧社 会は生産と蓄積という人間の生にとっては手段の地位にある活動ばかりを重視してきた。 消費が肯定されてもその消費は生産に貢献する消費でしかなかった。こうした近代の西欧 を指導してきたのはブルジョワジーであるが、これに敵対するプロレタリアートの内部に は破壊転覆の力が沸騰している。この力はまた「強制力(force contraignante)」でもあっ て、社会に対し階級間の闘争を劇的な動乱として展開するよう差し向ける。この階級闘争、 プロレタリアート革命こそは社会が実現しうる最も壮大な非生産的消費なのだ。 ざっとこのようなことが語られている・・・・
バタイユ 消尽 湯浅博雄 

 「ファシズムの心理構造」 p89
工場の外、作業現場を離れたところでは、労働者大衆・下層庶民は、「同質的な」人間たちにとって は一種の〈異邦人〉、「別種の」人間だ。規範や法に従うとは限らない人間、「合理的に考えて」行動す る仕方からすぐに逸脱しやすい人間、なにか荒々しさをおびている人間だ。 バタイュの見方では、資本制生産(流通・消費)過程が安定して拡大する限り、こうした〈同質性〉 は揺るぎなく保たれる。つまりそこから排除された部分、マルジナル化されたエレメントは抑え込ま れたままだ。しかし大恐慌による資本主義経済の破綻、大混乱は、社会の〈同質性〉が揺らぎ、亀裂 を受け、分解する危機をもたらした。これまで排除されつつ(欺臓的に)同化され、抑え込まれていた 部分、〈異質的なェレメント〉は、もう尺度を受け入れることを拒み、変化を求めて沸騰し、揺れ動く。 この危機に敏感に反応し、「克服」しようとする運動の一つがファシズムだ。むろんもう一つは、「共 産主義」的な革命運動である。

戦争について p34 

生産活動によって生じた〈富〉を、人々はどういう原則に従って消費したのかを、深く探っていく。 〈聖なるもの〉に触れる経験を第一義的に重視する社会、宗教性が優位を占め、供犠や祝祭(およびそ れを継承するもの)において〈富〉を「非生産的に」濫費する社会は、ある意味では「停滞」するが、 その「過剰な」力を内的に消尽するので、外部へと向かって暴力性をふるうことはない(むろん原理的 には、の話だ)。それに対し、〈富〉を「きわめで合理的に考えて」消費し、その多くを蓄積し、再生産 の拡大を最優先してそのために投入する社会は、たしかに「躍進」するが、しばしばその力の余剰を 「暴力性へと組織し」、さらに〈富〉を獲得しようとして外部へ向かう。

 

社会批評としては面白いんだけど、社会改革の具体的新たな方向性は示せなかったんじゃないかなあ、バタイユは。

 

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