2022年12月24日土曜日

「鳥よ、なにをいう、地球が生き物だと?」

 

この間サールとチャーマーズの議論が見てみたいと書いたが、チャーマーズの”THE Conscious Mind”のなかにサールによるAI批判(中国語の部屋)に関する反論とサールの”the mystery of conciousness"のなかにチャーマーズの理論に対する酷評が掲載されているんだね。

チャーマーズ心身問題でググるとすでに日本でもかなり注目はされているんだね。 

  細かい議論はいっぱいあるんだけどね、サールは

 空き缶でできたコンピューター + プログラム +外界の刺激を因果的に受け取る機構 

 が心を持つことはありえない、と。 

 鉄人28号、マジンガーZ、ガンダム、巨神兵あたりは心がないとしても、ロボコンや鉄腕アトムに心があってもいいじゃないか、とおれは思うんだなあ。あるように見えるだけで実際はない、というのがサールーー大人だね。ただ、 サールの議論は明晰で切れ味がいいんだが、夢がないよなああ。

チャーマーズの本も時間のあるときちょろっと読んでみようかな、と思ってはいる。

(火の鳥 未来編 手塚治虫)

「火の鳥」の鳳凰編と未来編が傑作だというので読んでみた。
傑作かどうかはわからないが、サールより夢がある。
 人間そっくりの機械仕掛けのロボットに「おまえは人間ではない、お前は心を持っていない!」とサールのような哲学者が議論をふっかけて、その哲学者がそのロボットに殺される、とかいう映画ないかなあ。

 そういえば、


これがロボットに殺されてたな・・・おれはあまり楽しめなかったので、飛ばし飛ばしでほとんど観ていないが・・・(キョウコという東洋人ロボットの役割も固定観念的あるところに注目すると少しは面白いかもしれない・・・)

 ちなみにサールも火星人みたいな生物が心を持ちえることーーその火星人が人間の脳に相当する組織をもっているなら、かりに肉体が人間の形相とかなり違ってもーーーは否定していない。
全裸中年男性の性自認が女子高生であるとき、自認は勝手だが、なんでそれに他人が付き合わないといけないのか。単に全裸中年男性ということだけが事実だろう。他人に強要しないと言うなら、条例など作るべきでない。
これはその通りだが、議論が噛み合っていない。 条例はパートナーシップについての条例で、性自認ついての条例ではない。
事実として右図の「女性4 人」は「戸籍の性別表記を変更した男性4 人」である可能性があります
 女性による強制性交は、例えば、夫の不倫相手を男に強姦させた例で強姦の共同正犯の事例とか、上司の女性に「無理矢理陰茎を口陰され、さらに性交される」事例など「女性による男性に対する性犯罪は、暗数も含めれば数多く存在」すると言われている。(女性が加害者、男性が被害者となる強制性交等について 警察公論2018年2月号

 上の統計もトランス女性による犯罪ではあるまい。それをこのように書くのは偏見によるものであり差別だと言われてもいたしかたあるまい。

ひわき岳🕊立憲民主党杉並区議会議員 Retweeted

 これも問題がわかっていない。

 アイデンティティを認めない、と言っているのはなく、自認のアイデンティティを他人に強制できるか、ということ。例えば、「おれは天使だ」「天使がおれのアイデンティティだ」と思うのは勝手だが、それを社会全員の人が認めることを強制してよいのか、ということ。 

Guardian-reading wokerati Retweeted
「一生に一度」という表現には once-in-a-lifetimeという表現があるようだね。
 
BBCに


という記事があり、
How long is a generation anyway? 

If you're an aphid of the rhopalosiphum prunifolia family, a generation is apparently 4.7 days. 

 For humans, an essay for the International Society of Genetic Genealogy seems to have narrowed the length of the average generation down to somewhere in the range of 29 to 34 years.


人間のa generation は29年から34年だろう、と。

How long is a generation? Science provides an answer

By Donn Devine, CG, FNGS


“Oh, that happened three generations ago.” We often reckon the passage of time by generations, especially for those indefinite periods measured by a number of successive parent-child relationships.


But just how long is a generation? Don’t we all know as a matter of common knowledge that it generally averages about 25 years from the birth of a parent to the birth of a child, even though it varies case by case? And wasn’t it closer to 20 years in earlier times when humans mated younger and life expectancies were shorter? Where did those numbers come from?

なるほど。

ある人が生まれてから子供を生む年月で、この記事だと昔は20年、いまは25年くらいと言われている、と。BBCでは30年くらい、というのはそういう意味なわけだね。


 せ‐だい【世代】 の解説


1 親から子、孫へと引き継がれるそれぞれの代。ふつう約30年を1世代または1代と数える。代 (だい) 。代 (よ) 。「息子の―になる」「―が変わる」

 「一世代に一度」と世代の前に「1」をつければ間違っていないのかもしれないが、思い切って「30年に一度」とか、あるいは、気持ち的には「一生に一度」でも間違っていない、とおれなら評価する。

 ピタッとくる訳がないから、どこかで妥協するか、注をつけるしかないのかもね。



 

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