2023年1月28日土曜日

”See moment that shocked CNN reporter during interview deep in rural China”

 

谷口 そう。日本ではヤバいやつになる(笑)。でも海外ではで、以前、財務事務次官のセクハラ問題(2018年)が起きたとき、私は日本外国特派員協会で会見をしたんですよ。
 出羽守トーク好きだよねええーーーくだらね・・・アングロサクソン崇拝というのか・・・こういう出羽守トークというのは、それほど需要があるのか、それとも留学した人たちはいつもこんな話しているのか?

思うに、

1)人権といった場合、その哲学的根拠がまず問題になる。
「人間であるが故」ってなんで人間であるとそんな権利が生じるのか? 人間には、理性があるからだ、と自己意識があるからだ・・とか・・・いろんな論争がある。根拠はないんだ、という説もありえる。

2)そして、どんな権利が認められるのか?次に問題になる。
自由についてどれだけ認められるか、また、干渉されない自由ではなく、それ以上になにかしてもらえる権利についてはどんな権利が認められるか?

先日引用した動画ではアメリカ人は

Housing is a human right

と叫んでいた。アメリカだとすぐに退去させられてしまう。なにかと、「人権だああ!」とか言えば、その発言は耳目をひくのかもしれない。日本だと上記のようなケースでは人権というより契約および借家人の権利として法律でかなり保護されている。日本では、戦後、住宅事情が悪くて借家人を保護する必要があった、と言われている。

 人権や権利と言っても、ある特定の人権は、その社会の歴史的背景があって生じてきたものである。(本を引用してもいいが面倒だからやならい) 黒人差別が激しくリンチや虐待で有色人の命を脅かしてきたアメリカに反差別法が多いのもそのせいである。

 死ぬ権利も人権として認められるようになる事情が今後でてくるかもしれない。

 3)誰がその権利の実現を保証するするのか?

 家のない地域でHousing is a human right と叫んでも虚しい。

 政府が誰に対してどれだけ義務を負っているのか?

 ウクライナで、中国で、ロシアで、その他地球の多くの地域で人権が蔑ろにされている。

 「人権」「人権」と言っても、中国政府やロシア政府に報道の自由、表現の自由の保証の実現は期待できない。

 「人権」「人権」と言っても、独裁国、貧困国での自由や生存権の実現は国内的にいくら叫んでもほとんど期待できない。

 現実的に「人権」という主張が実現できるのは、まともに政府が機能している国の国民だけ。

 日本では、完全とはもちろん言えないが、「言論の自由」や「生存権」など国内的には憲法上の権利を主張することが政治的な武器になる。

 国際的には、まさに、「武器」として使われてきた。サウジアラビアの人権侵害は沈黙し、中国の人権侵害については声を上げる、アメリカや韓国が踏みにじった性奴隷の人権については黙りこくり、日本軍の搾取した性奴隷については謝罪と補償のあとも非難し続ける。

 そういう意味で「人権」というのはまさに政治的武器なのであるが、国際社会では、政治性、党派性が強すぎて人権が守られていないのが現実である。

 池田信夫さんがリツイートしました

やばいな。 

 

See moment that shocked CNN reporter during interview deep in rural China

 報道の自由なし。


 

 

首つっていると思うわなああ。
 労働参加率じゃなくて、一人あたりの年金について比べてほしい。 年金だけで、最低限の住居費、生活費をすべてカバーできるのか、それ以外にどれくらい必要なのか、各国比べてほしい。 

 ああ、そういえば、「また身の下相談にお答えします」(上野千鶴子)2017を図書館で借りてちょうど読んでたんだけどそこに(p241)

老齢年金、健康保保険、介護保険の三点セットを手放さず、自分の住まいを確保しておくこと。日本の高齢者福祉は諸外国にくらべて決して悪くありません。問題は、この三点セットが、この先、切り崩されるかもしれないこと。それを引きおこすのは政治の人災です。あと、いくらかの蓄えと、孤独が怖ければ人持ちになること。費用がいくらでもないことはわたしの書いた『おひとりさまの最期」(朝日新聞)を参照にしてください

とあったわ。

 欧米出羽守は欧米にユートピアでもあるかのように思っているのかもしれないが・・・そういう空想って戦後の昭和の時代からあった古い類の空想なんだよねえ。根深いよなああ・・・。

  



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